38回目のえこステ(ひきこもり・不登校家族の会)月例会でした!

いとう茂

2023年07月23日 22:54

今日は午後から、
えこちゃんステーション(ひきこもり・不登校家族の会)の
定例会でした。
原則毎月第4日曜日に開催していますので、
38回目、発足して3年が過ぎました。

今日は7組のメンバーさんが参加くださいました。
7組のうち、母親と当事者の1組、
夫婦での参加が3組おられましたので、
とても賑やかな場となりました。

代表理事の挨拶、
えこーからの報告事項、
各メンバーさんの近況報告、
出前えこステ(メンバー宅を提供して下さる月例会)の日程決め、
意見交換会
の目次の今日のえこステ。

代表理事の挨拶が終わり、
えこーからの報告事項の最中に、
当事者の方が
「あの、すみません、報告事項なんですけど。」と
急に自分の報告を話し始められました。
「近況報告は後から話してもらいますね。
今はえこーからの報告の時間なので。」と伝えました。
その直後だったでしょうか。
当事者が机を思い切り叩きました。
蚊か虫がいて叩いたのかな?と思ったのですが、
バン!バン!!と思い切り机を連打しました。
隣に座っていた母親が手を抑え、
「話すのは後やから、今は話す時間じゃない。」と宥め、
その行動が止まりました。

近況報告で話すメンバーさん達には、
いつもくじで順番を決めてもらっています。
近況報告が始まるとき、
1番のくじをひいたメンバーさんが、
「1番の順番ですが替わりましょうか?
先に話させてあげた方がいいんじゃないですか?」と
気使ってこちらに言ってきてくださったのですが、
「いいえ、順番を待つ練習をしてもらいます。」と
返事させてもらいました。

当事者が話したいことがあって、
気持ちがいっぱいあって、
ウズウズしてイライラしていることは
よ~く分かってはいたのですが、
ここは順番を待つ練習できる場所として、
待ってもらうことにしました。

感情が先走り、衝動的になった時に手が出てしまう・・・。
当事者本人もこの病状と一生懸命たたかっておられます。
イライラする気持ちもよく分かるのですが・・・。

そして自分の順番が回って来て、
気が済むまでお話しをされ、納得、得心されました。
お疲れ様です
よく待てたね。本当に頑張ったね。すごいです

雑談を交えて、各々近況報告が続きました。
笑いながら、泣きながら、心のドアを開いてお話しされていました。
メンバーが一緒に喜んでくれて、
メンバーが一緒に悲しんでくれる。

「今日は笑いながらお話しされているけど
3年前は泣きながら話されていたなぁ~。」

「昨年は泣いておられたのに、
今は笑いながら話しておられ、本当によかったな~。」

でも、でも・・・。
親には笑える場所、
泣ける場所があるんだけど、
子(当事者)は笑える場所、
そして泣きたい時に泣ける場所があるのだろうか?
泣いている時に、その悲しさを受け止めてくれる人がいるのだろうか?

ひとりで苦しみ続けている子もいる。
出口が見つからず、ひとりで耐え忍んでいる子もいる。

家族の会が第1ステップとしたならば、
次にえこーができることは何だろう?と
深く考えた一日でした。